【2022年6月】「子供が勝手に買いました。返金してください。」という親による取り消し請求は、インターネットの世界では通用しません。全員が大人として扱われるからです。予想外の出費を発生させないための予防策を解説いたします。
Google Play ギフトコード を買う。
プリペイド(前払い)方式で、金額を決めます。
¥100から¥50,000間の合計額を選択可能。
※「金額が固定のタイプ」と「金額を指定できるタイプ」があります。
Amazon や 楽天市場からも購入できますが、万が一の場合に備えて、避けてください。
大手スーパーやコンビニエンスストアで購入することをお薦めします。
※レジで支払ったあとで有効化処理が必要です。
親のクレジットカード番号は入力しない。
※クレジットカード番号を入力した親のスマホをさわらせない。 祖父母のスマホに注意。
祖父母は、お孫ちゃんの要求には勝てないので、なんでも言うことを聞いてしまいます。
「かかった費用を請求されたら返すべき」とお覚悟ください。
親のパソコンで、購入履歴を見れるようにしましょう。
https://myaccount.google.com/?hl=ja
にアクセスして、お子様の Google アカウントでログインします。
左側の「お支払方法と定期購入」を左クリックします。(下図)
「お支払方法を管理」を左クリックします。(下図)
Google Play の残高はありますが、クレジットカード番号は入力していません。(下図)
右側の「お支払方法を追加」を左クリックするとクレジットカード番号を入力できますが、お子様が使用する Google アカウントでは入力しないでください。
もし、お子さんがあなたのクレジットカード番号を無断で入力していたら、ショックですね。
パソコンで、 Google Play コード入力する場合
https://play.google.com/redeem
にアクセスして、お子様の Google アカウントでログインします。
大手スーパーやコンビニエンスストアで購入した Google Play カードの銀色部分を 10円玉で優しくこすって番号を見えるようにします。 ※これ以外の方法でこすると番号を削り取って見えなくなり、お金を損します。
下記の矢印の箇所に、番号を入力します。
※ 一文字でも間違うと無効です。 ご注意ください。
スマートフォンで、 Google Play コード入力する場合
下図のような手順で画面をタッチします。
右上のアイコン画像をタッチします。(下図)
「お支払いと定期購入」をタッチします。
「ギフトコードの利用」をタッチします。
コードを入力します。
※ 一文字でも間違うと無効です。 ご注意ください。
移動中は使用しない。
歩きながら、スマホを使用しない。
自転車に乗りながら、スマホを使用しない。
※バイクや自動車に乗りながら、使用しない。
親の買い物に同伴するときは、使用しない。
※ 進学や就職で「ひとり暮らし」で自炊できるように、スーパーでの買い物の仕方や献立の考え方を教えるというか伝える機会を無駄にしてはいけません。
スマホゲームは、親と離れてからでも出来ます。
親の手料理を再現できる(自分で調理できる)ことは、人生で一番重要です。
大きな子供でいることを許すことは、不幸の始まりです。
親、友人、知り合いと一緒の時は、使用しない。
※ 相手を楽しませる会話をすること。
相手が話しやすい雰囲気づくりと聞き上手は、部活動でも職場でも、あらゆる場面で必要となります。 貴重な訓練の機会を無駄にしないで欲しいです。
※ひとりで電車に乗るときは、座っているときのみ可。
当たり前のことと思うひとは多いと思いますが、現実はそうではありません。
スマホはデジタルヘロインと呼ばれるほど中毒性と依存性が強いため、大人でも守れる人は少ないです。
電話カケホーダイを申し込む。
10分間カケホーダイは気休めと考えること。
トップ3カケホーダイも気休めと考えること。
長電話になる危険があるため、毎月の保険として、完全カケホーダイを申し込むこと。
月々 1,100円~1,430円くらいですので、けちけちせずに払いましょう。
ついつい長電話することは、さけられません。
長電話する友達が、ひとりでもいることは喜ぶべきかもしれません。
SNS などで、1対1 の交流禁止。
LINE アドレス交換は、事前に親の許可を取る。
※学校の友人は基本的にOK。 ※インターネットで知り合う同世代が危険。(補足1)
Twitter の DM (ダイレクトメール) 直接文通 (1対1 の交流) は、監視されないため危険。(補足2)
(補足1)
これは何かというと、だれも見ていないところでは犯罪目的のおとなに引っかかることを意味しています。
相手が同世代(同い年)を演じている可能性が高いです。
悩み相談などで信用させてから、「信頼のしるしにお互いのヌード画像を送りあおうよ。」などと提案してきます。 もちろん、相手が送る画像はインターネットで拾った他人の画像です。 そして、弱みを握ってから(例えば、ヌード画像を送らせてから)、インターネットにばらまかれたくなかったら「金を送れ!」と脅してきます。
親のクレジットカード番号(表と裏の写真)や Google Play カードの番号などを要求する方法は有名です。
(補足2)
インターネットの書き込みを監視する機関が存在することを知る悪いひとは、LINE や Twitter の DM (ダイレクトメール) での会話を好みます。
密室で見知らぬ大人とふたりきりになるような怖さがあります。
LINE を交換することは危険と知っていても、 Twitter の DM (ダイレクトメール) を交換することに危険を感じない不思議な現象があります。
※なにが、なぜ、危ないかを理解していないと推測します。
子供を巻き込む犯罪をたくらむ大人たちはプロですから、大人でもだまされるはずです。
将棋や囲碁で、アマチュアがプロ棋士に勝てないようなものですね。(研究レベルが違います。)
身元は追跡されることを忘れない。
インターネットに書き込んだことを相手が気を悪くした場合、侮辱罪で訴えられます。
“IPアドレス等の開示に先立って,経由プロバイダ等の保有する通信ログを保存できるようになる”
神奈川県弁護士会 川崎支部 HPを引用
インターネットは闇の中だから、ばれない。
言いたい放題書いても、相手を怒らせても大丈夫。と思う人が多いです。
これは、大きな間違いです。
正当な理由があれば、通信ログからIPアドレスを請求し、住所氏名を特定できます。
例外として、エロサイトなどの架空請求に対しては、絶対に電話してはいけません。
これらは犯罪目的ですから、通信ログやIPアドレスを請求できません。 住所氏名も特定できません。 だから、電話を掛けさせて大声で怒鳴ったり、怖い言葉で脅すことで、あなたの住所氏名を特定しようと試みて(トライして)きます。
<親や保護者が家族やお子様に対し、大声を張り上げて怒鳴り散らしたり、暴力で言うことに従わせようとしている場合>、このような犯罪者に対する抵抗力(あらがうチカラ)を無くしてしまい、極めて危険な状態です。
親や保護者の言うことを聞かせるために、お子様の戦う牙(キバ)を抜かないように注意してください。 学校でのいじめや、会社でのパワハラに立ち向かう抵抗するチカラを奪わないようにしてください。
ご自身で説明することが苦手な方は、私の動画や私のブログ記事を、あなた様(親や保護者)が見ている前で聞いてほしい、読んで欲しいと、お子様にうながすことをお薦め致します。
購入やガチャは親と一緒に。
お小遣いの10%までの金額であれば、親から見て「お金の無駄遣い」と考えても許容範囲として見守りましょう。
購入履歴を確認して親のクレジットカード番号を無断使用していないことを確認しましょう。
あなた様(親や保護者)が、「納得できない、理解できない、価値観が違う」と否定することは、やめてください。
否定してしまうと、お子様は、あなた様(親や保護者)が見ていないところで隠れて実行するしかありません。 それはかえって(逆に)危険です。
お金を使っても良い金額を変えることにより、賛成や反対を推理させる程度に留めることを心掛けて欲しいと思います。
他人でも友人でも親子でも、話し合えない、お互いを認め合えないような関係は、どちらがどちらかの精神を病ませる結果になります。
みんな平等、特権無効。
子供が勝手に購入したものだから親権で無効にしたい。 ※クレジットカード=大人です。
子供が使用するからと、オークションで値引き交渉する。 ※売り手に関係ありますか?
インターネット取引では、全員おとな扱いです。
民法では、親権者が未成年者の取引を無効にできる保護規定がありますが、インターネットでは通用しないと考えて欲しいです。
クレジットカード番号を入力することにより、大人が同意した商品やサービス提供の契約が成立したことにしないと、便利な売買ができなくなってしまうからです。
国籍、性別、年齢などに関係なく、クレジットカード番号を入力することによる信用で取引されることは、インターネットでは当然となっています。
迷惑な客(万引き、暴力をふるう、暴言をはく、商品を壊す、商品の陳列を乱す、おつりがおかしいと返品する詐欺など)からの防衛手段として、これからは直接ではなく、インターネット経由の販売が増えてくるはずです。 ※ すでに増えていると言えるでしょう。
インターネットの便利な点と危険な点を、お子様にご説明いただいたうえで、
「利用方法について、お子様と話し合える環境づくり」が、
インターネット時代の親や保護者の使命(=勇者は魔王を倒すべきみたいな)であると考えています。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。